About

低用量ピルとは

低用量ピルは、2種類の女性ホルモン(卵胞ホルモンと黄体ホルモン)を少量含むお薬です。

低用量ピルには、避妊を目的とする「OC(経口避妊薬)」と、つらい生理痛などの治療を目的とする「LEP(月経困難症治療薬)」の2種類があります。成分は似ていますが、使う目的・費用(自費/保険)・お薬の種類が異なります。

当院では女性医師が、お悩みや目的をうかがったうえで、適切なお薬をご提案します。

OCとLEPの違い

OC(経口避妊薬)LEP(月経困難症治療薬)
目的避妊月経困難症(つらい生理痛など)の治療
費用自費健康保険が適用されます
処方避妊のご相談診察で月経困難症と診断された場合

経口避妊薬(OC・POP)/自費

避妊を目的とするお薬です。当院で取り扱いのあるものは以下のとおりです。

  • ラベルフィーユ28
  • ファボワール28
  • マーベロン28
  • スリンダ(POP)

LEP(月経困難症治療薬)/保険診療

月経困難症の治療を目的とするお薬で、健康保険が適用されます。当院で取り扱いのあるものは以下のとおりです。

  • フリウェルULD
  • フリウェルLD
  • ジェミーナ配合錠21
  • ジェミーナ配合錠28
  • ドロエチ配合錠
  • ドロエチフレックス配合錠
  • アリッサ配合錠
  • マルシロン配合錠(2026年9月発売)

※スリンダは、黄体ホルモンのみを含む避妊用のお薬(POP)です。詳しくはスリンダ錠(POP)のページをご覧ください。

避妊を目的とする方:OC(経口避妊薬)/自費

OCは、排卵を抑えることで妊娠を防ぐお薬です。正しく服用することで、高い避妊効果が得られます。

ご自身で確実に避妊をしたい方

コンドーム以外の避妊方法を検討している方

避妊効果について

OCの避妊率は、正しく服用した場合で約99.7%が目安です。飲み忘れがあると効果は下がります。

なお、OCは性感染症を防ぐことはできません。性感染症の予防には、コンドームの併用が大切です。

服用方法

1日1回、毎日できるだけ同じ時間に服用します。飲み始める日や、飲み忘れたときの対応は、お薬によって異なるため診察時にご説明します。

つらい生理痛でお悩みの方:LEP(月経困難症治療薬)/保険診療

LEPは、日常生活に支障が出るほどの生理痛などの「月経困難症」を治療するお薬です。診察で月経困難症と診断された場合に、健康保険を使って処方できます。

LEPは治療薬のため、避妊を目的として処方することはできません。避妊をご希望の方は、上記のOCについてご相談ください。

生理痛がつらく、仕事や学校など日常生活に支障がある方

鎮痛薬を飲んでも生理痛がおさまりにくい方

服用方法

お薬によって、28日ごとに休む飲み方や、続けて飲む期間を調整できる飲み方などがあります。お身体の状態やご希望をうかがい、診察時にご説明します。

新しいLEP「マルシロン」の処方を始めました

2026年9月に発売された新しい月経困難症治療薬「マルシロン」の処方を、当院でも始めました。休薬するタイミングをご自身で選べる、月経周期にかかわらず飲み始められるなど、これまでのお薬にない特徴があります。

▶ 詳しくはマルシロン(新しい月経困難症治療薬)のページをご覧ください。

副作用について(OC・LEP共通)

副作用について

よくあるマイナートラブル:服用をはじめてから数日〜3か月ほどの間に、吐き気・頭痛・不正出血・腹痛などがあらわれることがあります。多くは身体が慣れるにつれて自然におさまります。

血栓症について(注意)

まれに血栓症(血のかたまりが血管をつまらせる状態)が起こることがあります。頻度はとても低いものですが、次のような症状があらわれたときは、ただちに服用を中止し、処方を受けた医療機関へご連絡ください。症状が強い場合や休診時は、救急医療機関を受診してください。

  • ふくらはぎの痛み・むくみ・しびれ・赤み
  • 息切れ・胸の痛み
  • 経験したことのないような激しい頭痛
  • 見えにくさ・視野の一部が欠ける

持病のある方、服用中のお薬がある方、たばこを吸う方は、診察時に必ずお知らせください。お身体の状態によっては服用できない場合があります。

オンライン診療

通院が難しい方には、オンライン診療での継続処方にも対応しています。

Fee

費用

経口避妊薬(OC・POP)/1シート2,550〜3,700円(税込)
初診料(OC初診時)3,300円(税込) ※ピル代とは別にかかります
月経困難症のためのLEP健康保険が適用されます

FAQ

よくあるご質問

はじめてでも処方してもらえますか?

はい。診察でお身体の状態を確認したうえで、目的に合うお薬をご提案します。

避妊用のOCと、生理痛治療のLEPはどちらを選べばよいですか?

避妊が目的の方はOC(自費)、つらい生理痛の治療が目的の方はLEP(保険)が対象です。ご自身の目的やお悩みを診察でお聞かせください。

太りやすくなりますか?

現在の低用量ピルで体重が大きく増えることは少ないとされています。気になる症状は診察でご相談ください。

妊娠を希望したら、すぐ妊娠できますか?

服用をやめると排卵は戻ります。妊娠を希望される時期に合わせてご相談ください。

記載の避妊率・効果は、いずれも正しく使用した場合の目安です。効果には個人差があり、妊娠を完全に防ぐものではありません。

お気軽にご相談ください

あなたの目的や体質に合わせて、続けやすいお薬をご提案します。