What is Rubella?

風疹とは

風疹(三日はしか)は、風疹ウイルスによる感染症です。発熱・発疹・リンパ節の腫れが主な症状で、飛沫感染・接触感染で広がります。

成人が感染すると子どもより症状が重くなることがあります。特に妊娠初期(〜20週ごろ)に感染すると、赤ちゃんに「先天性風疹症候群(CRS)」が起こるリスクがあり、難聴・心疾患・白内障などの障害を引き起こす可能性があります。

妊娠中の風疹感染は赤ちゃんに重大なリスクをもたらします

妊娠週数が早いほどリスクは高く、妊娠12週以前の感染では約80〜90%の確率で先天性風疹症候群が起こるとされています。妊娠してからでは手遅れになるため、妊娠前に抗体を確認し、必要であればワクチン接種を行うことが非常に重要です。

風疹の主な症状

発熱37〜38℃台の発熱(高熱になることは少ない)
発疹顔から全身へ広がる赤い発疹(3日程度で消える)
リンパ節の腫れ耳の後ろ・首・後頭部のリンパ節が腫れる
関節痛成人女性に多い。手・膝などの関節が痛む
潜伏期間感染から2〜3週間(この間も人にうつすことがある)

風疹は症状が軽いまたは無症状で経過することもあります。症状がなくても感染・感染力がある場合があります。

Steps

妊娠前にすべきこと

妊娠を考え始めたら、できるだけ早く以下のステップを確認しましょう。

1

風疹抗体検査を受ける

血液検査でHI抗体価を調べます。過去に感染・ワクチン接種の記憶があっても、実際には抗体が不十分なケースがあります。まず検査で現在の抗体価を確認しましょう。

  • 月経周期に関わらずいつでも受けられます

2

抗体価が低い場合はワクチン接種

HI抗体価が16倍未満(目安)の場合、ワクチン接種をおすすめします。MRワクチン(麻疹・風疹混合)を接種します。

  • 妊娠中はワクチン接種不可のため、必ず妊娠前に

3

ワクチン接種後2ヶ月間は避妊

風疹ワクチンは生ワクチンのため、接種後2ヶ月間は妊娠を避ける必要があります。この期間中に避妊を徹底してください。

4

2ヶ月後に抗体価を再確認(必要に応じて)

ワクチン接種後に抗体がついているかを確認することで、安心して妊活をスタートできます。

パートナー(男性)の方も検査・接種を

男性パートナーが風疹に感染して妊娠中の方にうつすケースがあります。パートナーも抗体検査を受け、必要であればワクチン接種を受けることをおすすめします。

男性の方は内科・泌尿器科などでご相談ください。なお、自治体によっては風疹抗体検査・ワクチン接種の無料クーポンが発行されている場合があります(特に1962〜1979年生まれの男性)。お住まいの市区町村にご確認ください。

FAQ

よくある質問

子どものころに風疹にかかったことがあります。検査は必要ですか?

はい、検査をおすすめします。過去に感染した記憶があっても、実際には抗体価が不十分なケースがあります。記憶や問診だけでは正確に判断できないため、血液検査での確認が重要です。

子どものころにワクチンを受けました。それでも検査が必要ですか?

念のため検査を受けることをおすすめします。ワクチンを接種していても、時間の経過とともに抗体価が低下している場合があります。また、接種記録が不明な方も多くいらっしゃいます。

妊娠中でもワクチンを接種できますか?

いいえ、妊娠中は風疹ワクチンを接種できません。風疹ワクチンは生ワクチンのため、妊娠中の接種は禁忌です。必ず妊娠前に抗体検査を受け、必要であればワクチン接種を済ませてください。接種後は2ヶ月間の避妊が必要です。

抗体検査・ワクチン接種は保険適用になりますか?

抗体検査は状況によって保険適用・自費が異なります。ワクチン接種は原則自費ですが、自治体によっては助成制度があります。詳しくはお住まいの市区町村の保健センターにご確認ください。

抗体価はどのくらいあれば大丈夫ですか?

HI抗体価が16倍以上あれば、概ね感染防御できると考えられています。8倍以下の場合はワクチン接種をおすすめします。ただし、接種後に十分な抗体がつかないケース(ノンレスポンダー)もまれにあるため、接種後に再度確認することが安心です。

妊娠中に風疹患者と接触してしまいました。どうすればよいですか?

できるだけ早く(接触後5日以内が目安)医療機関を受診してください。抗体検査で現在の抗体価を確認します。抗体がない場合や低い場合は、感染リスクや今後の対応について医師と相談することが重要です。

先天性風疹症候群(CRS)とはどのような状態ですか?

妊娠初期に風疹ウイルスが胎盤を通じて赤ちゃんに感染することで起こる症候群です。主な症状として難聴・心疾患(心室中隔欠損など)・白内障・発達遅滞などが挙げられます。妊娠12週以前の感染では特にリスクが高く、妊娠前の予防が何より大切です。

Check List

こんな方は抗体検査を受けましょう

妊娠を考えはじめた・妊活中

風疹の予防接種を受けたか覚えていない

子どものころに風疹にかかったことがある

接種記録(母子手帳など)が見当たらない

プレコンセプションケアの一環として調べたい

周囲で風疹が流行している

妊娠前の風疹対策を、今すぐ始めましょう。

抗体検査はいつでも受けられます。
プレコンセプションケアの一環としてもご相談いただけます。
赤ちゃんを守るために、妊娠前の準備を大切に。