思春期外来とは
体の成長過程におこるいろいろな異常に対処します。基本的に、小児から20歳位の方々のあらゆる産婦人科の病気をみます。小児科や内科などの専門医にみてもらったほうが良い方には、専門の施設を紹介します。また、できるだけ思春期の女性に抵抗のある診察を少なくするように配慮します。
体の成長にともなって卵巣も成長し、規則正しい月経が来るようになります。思春期の月経の異常のほとんどは卵巣をとりまく環境が未熟なためにおこりますので、あまり心配する必要のないことが多いものですが、放置すると将来妊娠しにくくなることがあります。また、ごくまれに重大な病気がかくれていることがあります。
女性の思春期で最も特徴的なことは月経が始まること(初経)です。そのため思春期外来の患者さんの多くは月経に関する異常を心配されて来院されます。中学3年生になっても初経がこない方、いったん始まった月経が3カ月以上止まってしまった方、しばしば月経が7日から10日以上続く方、月経痛がひどい方、月経の周期がバラバラの方など、ご心配な方は一度相談にいらして下さい。
また、おりものが多い方や陰部に痒みのある方、性感染症が心配な方、妊娠が心配な方など、いろいろな悩みにご協力します。